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「令香梅の花乳酸菌®」の属するフェカリス菌の健康効果について

「令香梅の花乳酸菌®」の属するフェカリス菌の健康効果について


北垣浩志(佐賀大学・教授)


現代人は、新型コロナ感染症やアレルギー、肥満、高血圧などの病気にさらされています。このような病気の脅威に対処するためには、適正なカロリー、バランスの取れた食事、清潔の維持、適度な睡眠、運動、社会関係の維持、定期的な健康診断とともに、腸活が有力な健康アプローチです。


「令香梅の花乳酸菌®」が分類されるフェカリス菌は、乳酸をつくる乳酸菌の一種です。

フェカリス菌は1986年に発見されたもので、通性嫌気性の性質を持ち、酸素があってもなくても増殖することができるので、小腸でも大腸(上部)でも活躍することができます。


生菌で摂取する通常の乳酸菌とは異なりフェカリス菌は死菌の状態でさまざまな健康効果を有することが報告されています。


例えばフェカリス菌の死菌にはヒトの研究で花粉症の症状の抑制効果 1,2)が、動物実験でアレルギー性鼻炎抑制効果 3)や皮下脂肪蓄積抑制効果 4)、免疫活性化効果 5)があることが報告されています。


フェカリス菌の死菌のRNA成分には動物実験で高血圧改善効果 6)があることも報告されています。


フェカリス菌の死菌がこうした効果を示すメカニズムとしては、過剰な炎症を抑える誘導性制御性T細胞やTGF-bを増やして免疫のバランスを整えることによる 7)と考えられています。


以上をまとめると

フェカリス菌死菌の健康作用として以下が期待できます。


1 免疫バランスを整える

2 アレルギー症状を緩和する

3 腸内環境を整える

4 高血圧を改善する

5 肥満を改善する


さらに、まだ科学的エビデンスはそろっていませんが、免疫バランスを整えることで他のさまざまな疾病の予防になる可能性も考えられています。


フェカリス菌にはいくつかの株が報告されていますが、フェカリス菌はどれも似た性質を持っていると考えられています。


これらのことから、「令香梅の花乳酸菌®」もフェカリス菌のこうした性質を持っていると考えられ、さまざまな健康効果が期待できます。


用語解説


誘導性制御性T細胞 炎症を抑える機能を持つ免疫細胞のことです

TGF-β 過剰な免疫抑制に役割を持ちます


参考文献

1)新納仁他, Enterococcus faecalis EC-12含有乳性飲料によるスギ花粉症緩和効果―花粉曝露施設における試験―、Jpn Pharmacol Ther 40(2): 137-45 (2012)

2) Shimada, T., Cheng, L., Enomoto, T., Yang, X., Miyoshi, A., Shirakawa, T. Lysed Enterococcus faecalis FK-23 oral administration reveals inverse association between tuberculin responses and clinical manifestations in perennial allergic rhinitis: a pilot study. Journal of investigational allergology & clinical immunology, 14(3): 187–192 (2004)

3) Zhu, L., Shimada, T., Chen, R., Lu, M., Zhang, Q., Lu, W., Yin, M., Enomoto, T., Cheng, L. (2012). Effects of lysed Enterococcus faecalis FK-23 on experimental allergic rhinitis in a murine model. Journal of biomedical research, 26(3): 226–234 (2012).

4) Motonaga, C., Kondoh, M., Hayashi, A., Okamori, M., Kitamura, Y., Shimada, T. Effect of Enterococcus faecalis FK-23 on anti-obesity in diet-induced obesity mice. Nippon Shokuhin Kagaku Kogaku Kaishi, 56(10): 541-544 (2009).

5) Hasegawa, T., Kanasugi, H., Hidaka, M., Yamamoto, T., Abe, S., Yamaguchi, H. Effect of orally administered heat-killed Enterococcus Faecalis FK-23 preparation on neutropenia in dogs treated with cyclophosphamide. International journal of immunopharmacology, 18(2): 103–112 (1996).

6)・Shimada, T., Kadowaki, Y., Ohmiya, K., Yamamoto, T. Identification of an RNA fraction from Enterococcus faecalis FK-23 cells as the antihypertensive compound. Journal of Fermentation and Bioengineering. 82 (2): 109-112 (1996).

7) Wang, S., Ng, L. H., Chow, W. L., Lee, Y. K. Infant intestinal Enterococcus faecalis down-regulates inflammatory responses in human intestinal cell lines. World J Gastroenterol. 14(7):1067-76 (2008).

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